舗装工事といえば、表面をアスファルトやコンクリートで平らに仕上げるだけのように思われがちですが、それだけではありません。 舗装の良し悪しを決めるのはその下の路盤と路床を如何にしっかりと締め固めるかにかかってきます。
この目には見えない部分をしっかり施工しておかないと、使用しているうちに地盤がどんどん沈下してしまい、舗装も壊れてしまいます。せっかく舗装工事をするのですから、路盤をしっかりとしたものにしましょう。
また、舗装の種類も豊富で、アスファルト舗装でも『排水性舗装』や『透水性舗装』など、 機能の異なるタイプがあります。
舗装厚は、舗装の種類やその土地の気候などによって異なってきます。
一般の道路の舗装厚(アスファルトの厚さ)はトレーラーやダンプといった大型車の荷重などで決まってきます。駐車場の場合、基本は5cmの厚さですが、個人宅で大型車が乗り入れる状況がなく、地盤がしっかりしているのであれば舗装厚を4cmで行う場合もあります。
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従来の舗装の場合、雨水に対しては路面に勾配をつけて舗装表面に水を流して道路脇にある側溝に雨水を流しこんで対応します。
近年では様々な舗装が登場し、水たまり対策に対しては特に進化しています。排水性舗装は粒子の大きいアスファルトを使用し、表層内で雨水を流すため、表面に水たまりが出来にくく、雨が降ってもひじょうにあるきやすくなっています。透水性舗装は地中に直接雨水をしみ込ませるため、近くに排水設備がなくても雨水の処理が出来ます。その他に保水性舗装では1㎡あたり5リットルの水を表層内に蓄えることができたりと、種類によって様々な対策があります。
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アスファルト舗装断面図保水性舗装断面図
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排水性舗装断面図
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透水性舗装断面図
インターロッキングブロック(ILB)はホームセンターで売っているレンガやタイルによく似ていますが、用途や材質などが大きく異なります。
端的にILBの特徴を述べるなら、車の荷重に耐えられて、水溜りが出来ない舗装です。
①厚さ
タイル:1.5cm~3.5cm程度
レンガ:6cm(日本統一規格)
ILB:6cm、8cm
②材料
タイル:陶磁器、コンクリート、プラスチック、天然石など
レンガ:粘土や頁岩、泥など
ILB:コンクリート
③用途
タイル:歩道アプローチ部
レンガ:歩道アプローチ部
ILB:歩道アプローチ部、車道部
上記①②により③が決まってくるわけですが、インターロッキングブロック以外の強度では人間程度の重みしか耐えることができません。車道に用いられるのはインターロッキングブロックのみとなります。 下地にコンクリート舗装を行えばタイル・レンガでも車の乗り入れは可能になりますが、材料自体の強度はあまりないためひび割れの可能性は大きいです。
④固定方法
タイル:主にモルタルによる接着によって固定
レンガ:主にモルタルによる接着によって固定
ILB:ブロックのかみ合わせによって固定 (Interlock = かみ合わせる)
タイル・レンガは材料の固定のためにモルタルを用いますが、ILBは名前の通り材料どうしがしっかりとかみ合うことによってブロックを固定します。この利点は、もし下地の沈下が起こった際にILBなら隣同士のブロックのかみ合わせにより局所的な沈下に対して抵抗出来るのに対しタイル、レンガではモルタルが破損しそのまま沈下してしまいます。
また、メンテナンス性でもILBには利点があり駐車場の下に水道管などが埋設してあり工事の必要があった場合、他の工法だと一度壊さなければなりませんがILBならブロックを取り外して工事ができます。
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本項の比較は標準的な性能での比較であり、個々の商品の性能については各製造メーカーにお問い合わせください。
ガソリンの価格が地域によって異なるように舗装の価格もその地域によって異なります。その理由としては大きく分けて2つあります。
1つ目に施工地域による気候や地盤の違いがあげられます。例えば北国なら路面の凍結に対して舗装が破壊されない為に路盤を他の地域より厚めにしなければならないといったように、仕上がりは同じように見えてもその下の路盤や路床・舗装厚等が地域によって異なります。
2つ目は、地域によって材料費・人件費といったコストが異なってくることです。人件費の差はわかるけど材料費はどこでもいっしょなのでは?と思う方も多いと思われますが、これも地域によって異なっています。